
シャボン 朗読横丁
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『歌行燈』1910年(明治43年)発表。
弥次郎兵衛と捻平(仮名)老人二人旅のストーリーと、門附の若者のストーリーが交錯する仕組み。
(注)
一
・「膝栗毛」
『東海道中膝栗毛』五編の上はちょうど桑名から追分までの旅のことが描かれていて、老人が弥次郎兵衛を気取っている。
・「棚からぶら下がった宿屋」
弥次郎兵衛が宿屋の「藤屋」の名を忘れてしまい、「棚からぶら下がったような名前の宿屋」を探す場面がある。
・「護摩の灰」
旅人を装って旅人から金銭などを盗む泥棒。
二
・「法性寺の入道前太政大臣」
早口言葉。車夫の早口を聞いて連想したもの。
三
・「門附(カドヅケ)」
日本の大道芸の一種で、門口に立ち行い金品を受け取る形式の芸能、およびそれを行う者の総称。
・「出ないぜえ」
「ご祝儀などは出ないぜ」(何もやるものはないぜ)の意。
四
・「身上は北山」
財産はすってんてん、の意。
六
・「仏壇の中に美婦」
『膝栗毛』で若い娘と思って老婆のもとへ忍び込む話がある。
七
・「藤屋」
弥次喜多が泊まった古市の旅籠屋。
九
・「箱屋」
芸妓について三味線を入れた箱を持って歩く男。
十二
・「雲助が傾城買いの昔を語る」
「雲助=住所不定の浮浪者」「傾城買い=芸者買い」昔の贅沢を語る現在の流しの身の上を自嘲して言った。
十五
・「よしこの」
江戸時代の流行歌。
十七
・「その時あま人申様・・・」
謡曲『海士』の一節。
二十一
・「この浦船」
謡曲『高砂』のこと。
泉鏡花
• 泉鏡花
泉 鏡花:
1873年(明治6年)11月4日 -
1939年(昭和14年)9月7日
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